| 板橋 珈琲豆 | 杉綾珈琲豆店

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  • お知らせ 2018/07/29

    ホンジュラスに続く限定豆第二弾・・・・・。

    今回はインド マラバール ゴールデン・モンスーンであります。

    収穫したコーヒー豆を季節風(モンスーン)に晒し独特な味わいをもたせる「モンスーニング」で処理されたコーヒーであります。

    豆は大きく粒が揃っていて、丁寧かつ良質さを感じます。

    味は酸味控え目でマイルドなボディ、余韻はビターでほのかにスパイシー。

    総じて良質な苦みを楽しめるコーヒーであります。

    今回はホンジュラスよりまとまってストックがありますので、そこそこ提供できると思います。

    シティローストで100g/¥580であります。

    当店定番のインド・カラディカン農園(精製方法はナチュラル、強いワインフレーバーと果実感)と飲み比べてみるのも面白いでしょう。

    後処理・精製方法の違いでも味わいが大きく変化するということを体験できるのではないのでしょうか。

    美味でございますぞ・・・・・・。

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    ・・・・・・・・・・・。

     

    しかしモンスーニングとは考えたものよのう・・・・・。

    (*以下、ここから先は話が店主の独断と偏見の杉綾テイストになります。ご注意下さい)

    そもそもこのモンスーニング、発祥の経緯が面白い。

    昔、インドから欧州にコーヒー豆を船便で半年くらいかけて運んでいたそうなのですが、その航海の期間中に生豆が外気や時間などの影響をうけて「変化」し、独特な外見と香味を持つ 「黄金色の豆」になって欧州に到着したらしいのであります。

    その「変化」が熟成や枯れ、といったモノなのかを考えるのも興味深いのですが、主題から外れるのでここでは触れるのを控えます。三日四日かかってしまいますし、誰もそれは望まないでしょうから・・・・。

    ともあれ、その輸送プロセスが偶然及ぼした独特なコーヒーの香味は欧州で好まれたそうなのですが、やがてテクノロジーの進歩によって船便の輸送期間が高速化したことで、そういったコーヒーは市場から見られなくなったのでしょう。

    どっこい黄金色のコーヒーに対する需要は滅びなかったことから、再度インド側がそれに応えるべく、モンスーンを利用したコーヒーを生産しはじめた・・・・というのが発祥のあらましであります。

    ・・・・・・なるほど、船便でのんびり運ばざるを得なかったコーヒーが偶然にも独特な個性を持ったコーヒーに変化したと。

    こういうクダリ、わたくし大好き!!

    ノールウェーのアクアヴィット、リニエもそんな感じだったような。昂奮ですぞ、これは。

    だいたい、あちらの人々は気が長いというか、熟成や寝かしみたいなのは色々な食品でやりますよねえ。

    この思想というかスローなタイム感?みたいなの、好きですね。グレイトです。

    日本人はどっちかというと若いのを新鮮なウチに賞味する文化が優勢ですかね?

    (古酒やなれ寿司みたいなのもありますから一概には言えませんが)

    国土や気候、歴史的事情から長期的視点で物事を考えるような民族性は育まれていないという考え方からすれば、そうかも知れませんし、それもそれでもちろん好きなんですが。

    いやでも、熟成っていう概念ひとつをとってみても、あちらの方は時間の経過というものに対するとらえ方が違うんでしょうか。

    うーん面白いですな。

     

     

     

     

     

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